今回は鳴海宿・宮宿・桑名宿・四日市宿を巡っていきます。
最後まで読んでいただけると幸いです。
40.鳴海宿
日本橋から40番目の宿場町、鳴海宿です。
池鯉鮒宿から約2里30丁(約11km)です。
愛知県名古屋市緑区に所在しています。
尾張国最初の宿場町になります。
鳴海宿があったのは、現在の名鉄鳴海駅付近です。
現在は商店や大型マンションなどが立ち並ぶ、名古屋近郊の住宅地です。
旧東海道の街並みです。
古い商店などが立ち並び、かつての賑わいを思い起こさせます。
路地裏に目を向けてみると、趣のある光景が見られたりもします。
桶狭間古戦場
池鯉鮒宿と鳴海宿の間、現在の名鉄中京競馬場前駅の付近に、桶狭間古戦場があります。
織田信長が今川義元を破った戦いの地です。
ただし、正確な場所については諸説あるそうです。
41.宮宿
日本橋から41番目の宿場町、宮宿です。
鳴海宿から約1里半(約6km)です。
愛知県名古屋市熱田区に所在しています。
尾張国最後の宿場町になります。
宮宿があったのは、現在の熱田神宮の付近です。
浮世絵に描かれている鳥居は熱田神宮のものです。
旧東海道の街並みです。
現在では名古屋近郊の住宅街といった趣きです。
この宮宿は、美濃路や佐屋街道との分岐点でもあります。
そのことを示す碑が街の片隅にひっそりと立っています。
そして、ここ宮宿から次の桑名宿までの間は「七里の渡し」という海路で結んでいました。
宮宿側の船着場跡は、現在「宮の渡し公園」として整備されています。
今では沖の方まで埋め立てが進んでしまっていますが、かつてはこの場所から海へ漕ぎ出していました。
42.桑名宿
日本橋から42番目の宿場町、桑名宿です。
宮宿から約7里(約28km)です。
三重県桑名市に所在しています。
伊勢国最初の宿場町になります。
宮宿から七里の渡しを進んでいくと桑名宿にたどり着きます。
船着場は桑名城の城下町に置かれ、現在この付近には七里の渡し跡や桑名城跡が整備されています。
桑名城跡付近の様子です。
城跡は市街地化が進んでいますが、風情を感じられるよう整備されています。
桑名の城下町や宿場町は、現在の桑名市街地の東側にあります。
JRや近鉄の桑名駅周辺が今の市街地です。
桑名城跡の近くにある「歴史を語る公園」は、江戸から京までの東海道五十三次を模したモニュメントが置かれています。
ここへ来れば東海道を1分で踏破することができます。
43.四日市宿
日本橋から43番目の宿場町、四日市宿です。
桑名宿から約3里8丁(約13km)です。
三重県四日市市に所在しています。
旧東海道の道筋は、現在ではアーケード商店街となっています。
四日市諏訪神社の前を横切る形で伸びています。
旧東海道の道筋を示すモニュメントも立てられています。
四日市宿は、現在の近鉄四日市駅の近辺に広がっていたとされています。
多くの商業施設やオフィスビルなどが立ち並び、今でも中心市街地の役割を果たしています。
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