「北海道&東日本パス」をフル活用する旅、今回は3日目の様子をお届けします。
本日は鉄道旅はほどほどにして、小樽周辺をひたすら観光していきます。
相当スケジュールを詰め込んだ慌ただしい1日です。
北海道&東日本パスを使用したモデルコースとしても、参考になれば幸いです。
それでは、ご覧ください。
- JR北海道とJR東日本の普通列車が乗り放題
- 一部第三セクター鉄道(青い森鉄道・いわて銀河鉄道・北越急行)にも乗り放題
- 特急券を追加すれば新青森〜新函館北斗間の北海道新幹線に乗車できる
- 有効期間は連続する7日間、価格は11,300円
より詳細な情報はこちらのホームページをご覧ください。
北海道&東日本パス|JR北海道のおトクなきっぷ
札幌から小樽へ
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8時前、ホテルをチェックアウトし、札幌駅にやってきました。
ここから函館本線に乗り、昨日も訪れた小樽に戻ります。
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銭函から小樽築港の間は、このように海の近くを走行します。
普通の通勤電車から眺める広大な海というのもなかなか新鮮です。
途中には海岸線近くに巨大な岩場が現れる箇所もあり、見ていて飽きない車窓です。
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8時30分頃、小樽駅に到着しました。
本日は夕方までひたすら小樽市内各所を巡っていきます。
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乗る予定のバスまで時間があったので、小樽駅前のミスドで朝食です。
僕の中でポンデリングは外せません。
天狗山に登る
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9時過ぎ、小樽駅前からバスに乗り、本日最初の目的地である天狗山に向かいます。
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小樽駅からバスで約20分、天狗山のふもとに到着しました。
まずはここに登って小樽の街を眺めたいと思います。
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山頂まではロープウェイが通じています。
目線がゆっくり上がっていく様を見るのもなかなか楽しいです。
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ロープウェイを登りきると、広がるのはこの絶景です。
小樽の街と海を一望できます。
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天狗山の名の通り、山頂には天狗様がいました。
鼻を撫でるとなにやらご利益があるそうです。
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山頂付近には展望スポットが何ヶ所かあります。
それぞれに違った角度で街を眺められるので、ぜひ自分のお気に入りの角度を見つけてみてください。
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南東方向を見ると、山間を貫く後志自動車道の高架橋が見えます。
この近くに北海道新幹線の新小樽駅が建設される予定になっています。
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奥に進んでいくと、このように森の中を分け入る遊歩道があります。
10〜15分ほどで通り抜けられるので、ちょっとしたハイキング気分が味わえます。
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遊歩道を進んでいったところに、天狗山の本当の山頂があります。
周囲は木に囲まれているので、山頂だからといって景色は見えません。
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ロープウェイ乗り場の近くまで戻ってきました。
ここにはシマリス公園という、ちょっとしたスペース内にシマリスが放し飼いにされているエリアがあります。
園内を走り回ったり木の実を食べたりしているシマリスが可愛すぎて癒されます。
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一通り天狗山を散策したところで、ロープウェイに乗って下山します。
下山したら再びバスに乗り、次の目的地に向かいます。
手宮線跡を歩く
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天狗山の麓からバスに乗り、11時頃「稲穂十字街」バス停で下車しました。
ここから、廃線跡を利用した遊歩道である手宮線跡を歩いていきます。
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こちらは色内駅跡です。
駅舎は後の時代に復元されたものですが、ホーム跡などと合わせて当時の雰囲気を感じさせます。
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手宮線跡をひたすら北方向に進んでいきます。
気持ちいいくらいに真っすぐに道が続いています。
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途中には車止めが設置されていたりします。
廃線跡の雰囲気を盛り上げてくれているようです。
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線路が分岐して敷地が広がってきました。
この線路が現役当時のものかは不明ですが、鉄道施設を間近で観察できるのはなかなかの見ごたえです。
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この先が手宮線の終点である手宮駅があった場所です。
南小樽駅から分岐していた手宮線もこの付近で終わりです。
手宮駅があった場所は現在「小樽市総合博物館」が建てられています。
小樽市総合博物館を見学
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手宮線跡を30分ほど歩き続け、小樽市総合博物館に到着しました。
これから中を見学していきます。
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小樽市総合博物館が建っているのは、かつて手宮駅があった場所です。
さすがに当時のものではありませんが、駅名標も立てられています。
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手宮線は北海道で初めて敷設された鉄道路線です。
そのことを示す記念碑も館内にあります。
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博物館の外の展示スペースには、多数の鉄道車両が展示されています。
小樽市総合博物館という名前のわりに、さながら鉄道博物館といった様相です。
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こう見るとまるで鉄道の車両基地に入り込んだような気分です。
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扇形車庫と転車台も残されています。
こちらの車庫は国指定重要文化財とのことです。
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室内の展示室にも、鉄道関連の展示が数多くあります。
こちらは実際に小樽を走っていた蒸気機関車である「しづか号」です。
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ゴールデンカムイの作者である野田サトル先生のサイン色紙も飾られています。
ちなみに、彼のサインは北海道各地の博物館など様々な場所に置かれています。
原作に関連する展示がある場所が道内各地にあるので、聖地巡礼の旅をしても面白いと思います。
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このあたりで博物館を後にします。
鉄道好きなら十二分に楽しめる展示内容でした。
バスに乗り小樽貴賓館(旧青山別邸)へ
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12時前、博物館近くの「手宮」バス停から20分ほど乗車し、「小樽貴賓館」バス停で下車しました。
バス停から歩いてすぐの場所に、小樽貴賓館があります。
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こちらはいわゆる「にしん御殿」と呼ばれる場所です。
明治時代にニシン漁で財を成した青山氏の別荘が「旧青山別邸」として保存されています。
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門から入って手前のこちらの建物が旧青山別邸です。
重厚な造りが目を引きます。
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旧青山別邸の室内は写真撮影禁止となっていますが、豪華絢爛な調度品の数々は目を見張るものがありました。
こちらの庭園に限っては写真撮影ができ、こちらもまたしっかり作り込まれたいい雰囲気の日本庭園です。
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敷地の外にはこのようにたくさんのアジサイが植えられている場所もあります。
僕が訪れたときは時期外れだったためこんな見た目でしたが、満開の時期には素晴らしい景色が見られるはずです。
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敷地奥の新しい建物が「小樽貴賓館」で、中では食事や土産物の販売が行われています。
ここでにしんそばを食べたいところでしたが、またの機会として次の目的地に向かいます。
鰊御殿・日和山灯台を見る
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12時半頃に小樽貴賓館を出て、ここから日和山灯台に向けて歩いていきます。
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道中にはニシン漁の番屋が残されていました。
今回は見学しませんでしたが、この「茨木家中出張番屋」は中にニシン漁に関する様々な展示がされています。
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小樽貴賓館から10分ほど歩き、鰊御殿に到着しました。
斜面の上に建つ特徴的な外観の建物が鰊御殿です。
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この鰊御殿も建物の中を見学できます。
こちらは居間で、生活の跡がうかがえます。
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ニシン漁で使用された道具や、獲ったニシンを加工するための道具など、様々なものが展示されています。
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2階に上がると大広間があります。
これだけの規模の部屋を作れるということは、当時のニシン漁がいかに儲かったのかを想像させます。
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鰊御殿は高台の上にあるため、外に出るとこのように海を一望する景色が見えます。
小樽の街からは少し離れていますが、来る価値はあります。
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鰊御殿を出て、高台をさらに登っていきます。
この坂を登ったところに日和山灯台があります。
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こちらが日和山灯台です。
建物の中に入ることはできませんが、観光地化せずに灯台としての役割を堅実に果たしている姿もまた良いです。
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灯台からは祝津の漁港が一望できます。
先ほどまでいた鰊御殿の屋根も見えます。
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内陸側を見ると、斜面に挟まれるように建っているおたる水族館も見えます。
荒々しい断崖絶壁と楽しそうな外観の水族館というギャップが凄まじいです。
日和山灯台はこの辺で後にして、再びバスに乗り小樽市街地に戻ります。
再び小樽中心部へ
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祝津バス停から乗車し、14時頃に小樽駅に到着しました。
まだ昼食を食べていなかったので、駅前にある三角市場で良さそうな店を探すことにしました。
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市場内は非常に活気があり、とても混み合っていました。
飲食店の他にも海産物や農産物を取り扱う商店も多く、お土産を探すのにもピッタリの場所です。
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しかし三角市場の飲食店はどこも混雑していたので、別の場所でお店を探すことにしました。
そして、街中を歩いていて偶然見つけた「COTARU」というカフェに入り、カレーを注文しました。
スープカレーに近いような非常にスパイスが効いたカレーで、とても美味しかったです。
小樽駅と小樽運河の間にあって行きやすいので、ぜひ訪れてみてください。
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満腹になったところで、もう少しだけ小樽の街中を散策します。
昨日の夜も見ましたが、小樽の重厚な洋風建築の数々はどの時間帯に見ても素晴らしいです。
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小樽運河の近くにある「小樽市総合博物館 運河館」を見学しました。
こちらは小樽の街の歴史や、アイヌ民族などに関する展示が中心です。
鉄道中心の本館とともに見学し、違った視点で小樽の歴史を学ぶのもオススメです。
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昨日も来た小樽運河に再びやってきました。
天気はあいにくの曇り空でしたが、この天気だとより倉庫群の重厚さが際立って良いかもしれません。
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乗る予定の電車の時間が迫ってきたので、このあたりで小樽を後にします。
今回の旅で小樽の魅力をより深く知ることができて、非常に慌ただしい行程でしたが満足できました。
鉄道旅再開・旭川へ
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小樽駅に戻ってきました。
時刻は15時、小樽には6時間ほどの滞在でしたが出発します。
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小樽出発から約2時間、岩見沢に到着しました。
乗り換えの時間が少しだけあったので駅の外に出てみましたが、レンガ調のオシャレな駅舎が目を引きます。
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引き続き函館本線に乗り、本日の目的地である旭川を目指します。
普通列車のみで旭川を目指そうとすると、岩見沢と滝川を境に非常に本数が少なくなるので、時刻表をよく調べてから旅程を組みましょう。
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18時半、本日の宿がある旭川に到着しました。
これで2日間かけて函館本線を全線(支線除く)走破したことになります。
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旭川は北海道第2の都市だけあって、駅舎やロータリーも非常に立派です。
ここから一度ホテルにチェックインして、一旦休憩とします。
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休憩を終えたらお待ちかねの夕食の時間です。
今回はホテル近くにあった「味特 本店」にお邪魔しました。
ニンニクが効いた非常にパンチのあるスープで、1日の疲れが吹き飛ぶ非常に美味しいラーメンでした。
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この後は居酒屋などに入っても良かったのですが、今回宿泊するホテルにはサウナがあったため、それを楽しむためお酒は控えることにしました。
ラーメンとサウナで疲れを吹き飛ばして、明日の行程に備えます。
3日目のまとめ
この日は小樽市内をギリギリのスケジュールで巡りまくった1日でした。
滞在時間6時間とは思えないほど様々な場所を訪れ、非常に大変でしたが満足できました。
4日目は留萌に行き、この時廃線が目前に迫っていた留萌本線に乗車していきます。
よろしければ続きもご覧ください。
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