東海道五十三次の宿場町を全て巡った旅の記録です。
今回は坂下宿・土山宿・水口宿・石部宿を巡ります。
最後まで読んでいただけると幸いです。
48.坂下宿
日本橋から48番目の宿場町、坂下宿です。
関宿から約1里24丁(約7km)です。
三重県亀山市に所在しています。
三重県、そして伊勢国最後の宿場町になります。
鈴鹿峠、三重県側の麓に位置する宿場町です。
かつては峠越えの前線基地として栄えていたそうです。
旧東海道の道筋です。
現在では山間の集落といった趣です。
近くに国道1号線のバイパスが通っていますが、それ以外は鉄道のルートからも外れ、衰退してしまったようです。
道の脇に何箇所か立てられている石碑が、かつてここに宿場町があったことを伝えています。
49.土山宿
日本橋から49番目の宿場町、土山宿です。
坂下宿から約2里半(約10km)です。
滋賀県甲賀市に所在しています。
滋賀県、そして近江国最初の宿場町になります。
鈴鹿峠、滋賀県側の麓に位置する宿場町です。
こちらも鈴鹿峠を挟んだ反対側の坂下宿同様、峠越えの前線基地として栄えた宿場町でした。
旧東海道の道筋です。
古い建物が数多く立ち並んでいて、旧街道の名残を感じられます。
沿道にはいかにもな雰囲気を醸し出すこのような建物がところどころに点在していて、歩いていて楽しい場所です。
旧東海道沿いにある土山中央公民館です。
外観は宿場町の雰囲気に合わせた造りになっています。
土山宿の観光案内所も兼ねています。
50.水口宿
日本橋から50番目の宿場町、水口宿です。
土山宿から約2里25丁(約11km)です。
滋賀県甲賀市に所在しています。
水口宿は東海道の宿場町であると同時に、水口城の城下町でもありました。
鉄道の最寄り駅は、近江鉄道本線の水口石橋駅になります。
旧東海道の道筋です。
暗い上にブレていますが、古い個人商店などが軒を連ねています。
何の建物かは忘れてしまいましたが、このような古風な建物も道中に点在しています。
51.石部宿
日本橋から51番目の宿場町、石部宿です。
水口宿から約3里12丁(約13km)です。
滋賀県湖南市に所在しています。
石部宿は京を出発してちょうど1日の距離にあるため、「京立ち石部泊り」とも言われていました。
鉄道での最寄り駅は、JR草津線の石部駅です。
石部駅の周辺は、石部宿の最寄りであることを示すモニュメントが多く立てられています。
暗くて見えませんが、石部宿にある田楽茶屋です。
浮世絵に描かれている建物を再現したものです。
問屋場跡です。
石部宿のところどころにこのような看板が立てられていて、宿場町があったことを示しています。
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