「北海道&東日本パス」をフル活用する旅、今回は2日目の様子をお届けします。
本日は北海道に上陸し、函館本線のいわゆる山線区間を走破していきます。
北海道&東日本パスを使用したモデルコースとしても、参考になれば幸いです。
それでは、ご覧ください。
青函トンネルを通って函館へ
前日は怒涛の勢いで東北本線を北上してきましたが、本日もまた大移動をしていきます。
今回宿泊した「東横INN青森駅前」は本当に青森駅の目の前で、部屋から青森駅が一望できます。
おかげで出発時刻ギリギリまでゆっくりしてられます。
ひとまず、青森から電車で1駅の新青森へ向かいます。
と、ここでトラブル発生。
先日までの大雨でダイヤが変更になっていて、僕が乗ろうとしていた電車が運休になっていました。
このままでは乗る予定の新幹線に間に合わない…。
そこで急遽青森駅前からタクシーで新青森駅に向かい、なんとか乗る予定の新幹線に間に合いました。
予定外の出費になってしまいましたが、タクシー運転手のネイティブ津軽弁が聞けたので、これはこれで貴重な体験でした。
おかげさまで無事に北海道行きの新幹線に乗ることができました。
青森名物のりんごジュースで一息つきます。
北海道新幹線は木古内で下車しました。
「北海道&東日本パス」では別途特急券を買うと新青森〜新函館北斗間の新幹線に乗車できます。
青春18きっぷでも北海道新幹線に乗車できますが、区間は奥津軽いまべつ〜木古内間のみに限定されます。
北海道新幹線の乗車に関して言えば、「北海道&東日本パス」の方が値段は高くつくものの、利便性ははるかにこちらの方が上かと思います。
木古内駅の外に出てみました。
新幹線が停まる立派な駅舎の前に佇む1両の気動車というコントラストがたまりません。
木古内からはこの道南いさりび鉄道に乗って、函館を目指します。
気動車でのんびりと旅情を感じながら進んでいきます。
山側の車窓からはこのように雄大な山々を望むことができます。
海側はところどころで函館湾が見えて絶景だったのですが、やはりそちらの方が人気なのか座席は埋まっていました。
しばし函館観光
木古内を出て約1時間、函館に到着しました。
(ほぼ)普通列車のみでここまで来ると、さすがにはるばる来たぜ、という感じです。
函館では滞在時間が3時間ほどあったので、駅周辺を中心に少しだけ観光します。
函館山や五稜郭などにも行きたいところでしたが、さすがに時間がないため今回はパスです。
函館駅から徒歩5分ほどの場所にあるこちらは一本木関門です。
ここは土方歳三が箱館戦争によりその命を落とした場所だとされています。
付近はちょっとした公園として整備されていて、慰霊碑などのほかに土方歳三にまつわる説明看板などが立てられています。
一本木関門から函館駅前に戻ってきました。
昼食はこちらのラッキーピエロ函館駅前店でハンバーガーを食べました。
函館駅に最も近い店舗ということもありかなりの行列で、30分くらい並びました。
ラッキーピエロといえば函館を代表するローカルチェーンです。
その中でも一番人気のチャイニーズチキンバーガーを食べました。
かなりのボリュームで満腹になってしまいました。
昼食を終えて外に出てきました。
函館といえば朝市ですが、今回はもうラッキーピエロで満腹なのでパスです。
もう少しだけ時間があったので、函館駅近くにある摩周丸を見学することにしました。
かつて青函連絡船として活躍した船で、現在は記念館として船内を見学できるようになっています。
船内はさまざまな場所を見学できますが、このように操舵室にも入ることができます。
まるで船の乗組員になったような気分を味わえます。
船の外に出ると函館の街を一望できます。
この場所から眺める函館の街もなかなかいいものです。
実際に使用されていた座席にも座ることができます。
今度は乗客になった気分です。
摩周丸はなかなか見ごたえがあって満足しました。
時間もちょうどよくなったので、このあたりで函館を後にします。
函館本線山線走破
束の間の函館を堪能したところで、普通列車の旅を再開します。
函館からはこの車両で、ひとまず長万部まで向かいます。
山側の車窓は広大な畑と雄大な山々が広がります。
夏の北海道の空気を存分に味わえます。
海側の車窓には内浦湾が広がります。
どちら側の車窓も旅情たっぷりです。
列車は長万部に到着しました。
ここで乗り換えの時間があるので、駅の外に出て街中を散策しました。
駅前はよくある田舎の商店街といった風景です。
長万部駅からすぐのところにある「かにめし本舗 かなや」に来ました。
ここで駅弁でも有名なかにめしをいただきました。
一面に敷き詰められたカニの身が食欲をそそります。
このお店にはその名も「自由席」と呼ばれるイートインスペースが併設されています。
まるで鉄道に乗っているような気分で弁当を食べられます。
また、室内のテレビには鉄道の前面展望動画が流れていて、これもまたいい雰囲気を作っています。
駅から5分ほど歩くと、海岸に出られます。
ここまでずっと列車に乗り続けてきたので、いい気分転換になります。
観光地化されているような場所ではないので人は少なく、この雄大な景色を独り占めできます。
列車の時間が近づいてきたので、この辺で駅に戻ります。
長万部からは函館本線のいわゆる山線に乗っていきます。
北海道新幹線が開通した際には廃止が決定している区間です。
こちらは昆布駅付近の車窓です。
遠くに羊蹄山がキレイに見えていました。
列車は倶知安駅に到着しました。
少しだけ停車時間があったので、運動がてら駅の外に出てみました。
倶知安駅では北海道新幹線の建設工事が進んでいます。
かつて使用されていたホームがほぼそのままの状態で残っていました。
然別駅につく頃にはすっかり日が暮れていました。
暗闇に浮かぶ小さな駅舎と列車がいい味を出しています。
20時頃、ようやく小樽駅に到着しました。
これで函館本線の山線区間を走破しました。
すでにクタクタですが、ここから少しだけ夜の小樽を散策していきます。
夜の小樽運河を散策
小樽駅を出て少し歩くと、手宮線跡があります。
夜は夜でこの少し冷たい雰囲気がいい感じです。
こちらがお目当ての小樽運河です。
倉庫群や街路樹がライトアップされ、水面に反射する様がロマンチックです。
遊歩道にはやはりカップルの姿が多く見られます。
男一人だと少し肩身が狭いですが、ただ歩くだけでも楽しいエリアです。
小樽といえば街中のところどころにある洋風建築も見どころの一つです。
夜には少し怪しげな雰囲気を醸し出します。
小樽駅に戻ってきました。
この場所は「裕次郎ホーム」と呼ばれていて、かつて石原裕次郎がここで写真撮影をしたことから名付けられました。
明日また小樽を訪れる予定ですが、小樽でちょうどいい宿がなかったため一度札幌に向かいます。
夜の小樽運河が見たかっただけの途中下車でした。
札幌で1泊
札幌に到着しました。
今回札幌にはほぼ寝るだけの滞在となります。
ただせっかく札幌に来たからには、ジンギスカンくらい食べたいものです。
ひとまず札幌駅近くでジンギスカンと検索して出てきたこちら「ホルモン酒場風土 札幌駅前店」にお邪魔しました。
いわゆるイメージするようなジンギスカンとは違いましたが、普通に美味しい焼肉でした。
しっかりエネルギーを補給したので、ホテルに戻り明日の行程に備えます。
2日目のまとめ
この日は青森から北海道に渡り、廃線が決定している函館本線の山線区間を走破しました。
北海道ならではの雄大な景色を味わいつつ、少しだけ観光も楽しめた一日でした。
3日目は鉄道旅はほどほどに、小樽を精一杯観光します。
よろしければ続きもご覧ください。
コメント