冬の沖縄一人旅、3日目です。
この日は沖縄本島を離れ、与那国島へ向かいます。
それではご覧ください。
いざ、与那国島へ
始発のゆいレールに乗り、那覇空港にやってきました。
那覇空港から与那国島へ7時頃発の便があったので、今回はこちらの便に搭乗します。
小型のプロペラ機に乗るのは、ある意味大型ジェット機に乗るよりテンションが上がるかもしれません。
那覇空港を離陸してほどなく、那覇の街が見えました。
上空から街を眺める優越感はどの飛行機でも変わりません。
与那国島が見えてきました。
日本最西端の西崎も見えます。
飛行機は無事に与那国空港に到着しました。
この小ぢんまりとした感じがたまりません。
今日は1日かけて与那国島を徒歩で散策していきます。
まずは与那国空港から比川の集落に向かいます。
ちょうど島の真ん中を縦断する形になるので、このように丘を越えていくことになります。
約5kmの道のり、それなりにしんどいです。
途中には馬が放牧されている牧場がありました。
のんきに草を食べている姿を見ると可愛らしくて癒やされます。
志木那島診療所(Dr.コトー診療所ロケ地)
丘を越えて比川の集落までやってきました。
与那国島にはメインの集落が3ヶ所ありますが、そのうち南側に位置するのが比川集落です。
比川集落の街並みです。
このような日本の最果てでも人の営みが感じられて、ある種の感動を覚えます。
集落を少し外れて海岸に出てみました。
与那国島の海岸線は基本的に荒々しいですが、ここにはちょっとした砂浜が広がっています。
この海岸近くにあるのが、ドラマ「Dr.コトー診療所」の撮影用に建てられた、志木那島診療所のセットです。
ドラマ撮影のためだけに、診療所のセットを丸ごと建設したそうです。
僕自身はこのドラマを昔に少しだけ見ていた程度なので、こんなことなら先に見てくればよかったと少し後悔しました。
現在ではセットの中を見学することができます。
このようにセルフで300円を支払います。
待合スペースの様子です。
まるで現役の診療所と錯覚してしまうような精巧なセットです。
ドラマの撮影セットに立ち入れることはなかなかないと思うので、貴重な場所です。
診察室からは海岸が見えます。
離島の診療所という設定を再現するにはピッタリのロケーションです。
実際に着用していたと思われる白衣なども置いてあります。
その他にも様々な小道具などが置かれていて、ドラマの内容を知っていれば間違いなく楽しめる場所です。
ここを訪れる際は先にドラマの予習をしておいた方が絶対にいいです。
最西端の地・西崎へ
比川集落を後にし、いよいよ日本最西端の地である西崎に向かいます。
道中はなだらかな丘が続く一方、波打ち際は断崖絶壁です。
途中には陸上自衛隊の与那国駐屯地があります。
国境近くという場所柄、与那国島は国防に関してひときわ注視すべき場所ともなっています。
どこか物々しい自衛隊駐屯地から一転、馬が放牧されている牧場もあります。
ここは道路の両脇の柵もない場所に馬が放牧されていて、非常にのどかな光景です。
比川集落から歩くこと約5km、西崎が見えてきました。
日本最西端の地はもうすぐです。
日本最西端の目の前まで来ました。
あと少し坂を登れば到着です。
そしてついに、日本最西端の地に到着しました。
空港から約10km、丘を越えて、風雨にさらされながら歩き通しました。
達成感を噛み締めながらこの写真を撮影しました。
こちらは西崎灯台です。
日本最西端の地で船の航行を見守っています。
少し高台にある東屋に登ると、西崎の全体が見渡せます。
西崎近くの久部良集落もこのとおりです。
久部良集落で昼食
先ほどの西崎からほど近い久部良集落までやってきました。
石垣島からのフェリーも発着する場所で、離島の港町という様相を呈しています。
今回はその久部良にある「モイストロールカフェ」で昼食にしました。
なかなか特徴的な外観です。
ここは古民家を改装したカフェで、内装もオシャレでいい雰囲気です。
この古びた感じが、離島まで来たという実感を味わわせてくれます。
今回はたっぷりのシイラの身が乗ったパスタをいただきました。
シイラは新鮮でプリプリしていて非常に美味しかったです。
さらにロールケーキまでつけてしまいました。
こちらもほどよい甘さで美味しかったです。
何より先ほどのパスタとロールケーキとコーヒーがセットで1,500円というのが驚きです。
与那国島に来た際はぜひ訪れてみてください。
満身創痍で与那国空港へ
昼食を終えて、空港まで歩きつつ周辺を散策します。
久部良集落近くの「日本最後の夕日が見える丘」に来ました。
ここからは日本最西端の西崎もよく見えます。
夕方にはきっと素晴らしい夕日が見えることでしょう。
少し歩いて「久部良バリ」にやってきました。
海に面した岩場という感じで景色がきれいな場所ですが、その昔いわゆる「口減らし」のようなことが行われていた舞台でもあります。
久部良バリからしばらく歩き、「ダンヌ浜」までやってきました。
正面の建物は公衆トイレですが、現在は使用禁止となっています。
この公衆トイレは壁面が丸くくり抜かれていて、その隙間から海を望むことができます。
写真映えするスポットのようで、多くの人が集まっていました。
そして島を半周して、ようやく与那国空港に戻ってきました。
トータルで約20km歩いたので、さすがに足が悲鳴を上げていました。
与那国島を巡るときは、レンタカーやレンタサイクルを手配することをオススメします。
ロビーから離陸準備をしている飛行機を目の前で眺めながら休憩です。
名残惜しいですが、これで与那国島を後にします。
与那国島を去って石垣島へ
与那国空港から離陸して30〜40分ほどで、石垣島が見えてきました。
天気はあまり良くないですが、海の青さが上空からでもわかります。
今日の宿泊地である石垣島に無事到着しました。
飛行機を降りて徒歩でロビーに向かったので、この位置からターミナルが見えるのは新鮮でした。
空港から路線バスに乗って、石垣島離島ターミナルまでやってきました。
多くのバス路線が集まるバスターミナルの役割も果たしている場所です。
この付近は石垣島の中心市街地で、多くの店が集まる繁華街のような雰囲気です。
この近くのホテルにチェックインして、少し休憩して街にくり出しました。
このホテルが非常によかったので、4日目の記事で詳しく紹介します。
大通りを1本外れると、ユーグレナモールという商店街があります。
日本最南端のアーケード商店街ということで、飲食店や土産物屋なども多く賑わっています。
アーケード街を外れた場所でも、多くの商店が軒を連ねています。
石垣島は八重山諸島の中心であり、それに相応しい賑わいです。
多くの飲食店が集まる「石垣島ヴィレッジ」にやってきました。
今夜はその中にある「一歩一歩」さんにお邪魔しました。
このお店は建物の2階にあり、混み合っている1階のお店に比べて落ち着いています。
まずはオリオンビールを1杯。
一日中歩いて疲れきった体に沁みわたります。
鮭ハラスのいくらがけです。
沖縄ならではという訳ではありませんが、食材そのもののレベルが高く非常に美味しいです。
〆の「TNO(たまご乗せおにぎり)」です。
このシンプルさが〆にはピッタリです。
疲れもあっていい感じに酔っ払ったところで、本日は終了です。
明日は少しだけ石垣島を散策してから帰宅します。
よろしければ続きもご覧ください。
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