JR東日本が通年で販売している「週末パス」というフリーきっぷがあります。
今回はこの「週末パス」を使って群馬・長野・新潟のあたりを巡った鉄道旅行の様子を紹介します。
週末パスを使った鉄道旅行のモデルコースとして参考になればと思います。
この記事では2日目(2022年3月13日)を紹介します。
↓ 1日目はこちら ↓
朝の善光寺参り
ホテルをチェックアウトし、参道を散歩しつつ善光寺に向かいます。
長野駅近くからまっすぐ善光寺まで参道が続いています。
ちなみに長野駅から善光寺までは歩くと30分近くかかりますので、訪問する際はご注意ください。
善光寺に近づくにつれて、沿道には風情ある外観の建物が増えてきます。
距離はありますが、長野駅からゆっくり歩いてみるのもオススメです。
ようやく善光寺にたどり着きました。
写真の仁王門は迫力バツグンです。
朝9時ごろだと仲見世の店舗はほとんどが開店前なので、とても静かです。
ゆっくり散策したいならこのくらいの時間帯がオススメですが、食べ歩きなどを楽しみたいなら10時以降が良いでしょう。
先ほどの仁王門も巨大でしたが、こちらの山門はさらに巨大で圧倒されます。
善光寺は一つ一つの建造物が巨大で、敷地も広大なので、散策のしがいがあります。
「牛に引かれて善光寺参り」という言葉はありますが、境内にはこんな似つかわしくない質感の牛さんもいらっしゃいます…。
ひと通り散策したところで善光寺を後にします。
善光寺の近くは路地裏もこの写真のように風情があります。
善光寺から歩いて長野電鉄の善光寺下駅に向かいました。
長野電鉄も週末パスが使えますので、これで長野駅まで乗っていきます。
ちなみに、善光寺から善光寺下駅までは徒歩10分くらいかかる上に、歩道がなく狭い道を通ることになるのであまりオススメしません。
長野駅から公共交通機関で善光寺に向かうなら路線バスが一番確実です。
飯山線で豪雪地帯を抜ける
ここらで長野を後にして、ここから一気に長岡まで移動していきます。
今回は飯山線に乗り、ひとまず越後川口を目指します。
今回乗車したのはこの「おいこっと」という特別車両でした。
「おいこっと」というのはこの地域の方言かと思ったら、東京の真逆のような場所という意味で「TOKYO」をローマ字で逆から見たものだそうです。
3月中旬の長野市内は雪がほとんど積もっていませんでしたが、飯山のあたりになると積雪が見られました。
雪化粧した街と千曲川のうねりが美しい車窓を作り出していました。
飯山を過ぎると徐々に山間部に入っていき、雪もより深くなっていきます。
列車は途中の森宮野原で少し長めに停車します。
この森宮野原駅は日本最高の積雪を記録した場所です。
この写真の埋もれ具合が、ここが日本有数の豪雪地帯である何よりの証拠です。
列車は峠を越えて新潟県内に入りました。
途中の十日町駅で1時間弱の停車があったので、せっかくなので少し駅前を散策してみました。
駅前から延々とアーケードが続く立派な市街地で、この地域の中心都市であることが伺えます。
再び列車に乗り込み、ほどなく終点の越後川口に到着しました。
ここで上越線に乗り換え、長岡駅の一つ手前の宮内駅を目指します。
長岡の食を堪能
宮内駅に到着しました。
駅の周りは住宅街で、特に何があるというわけでもありませんが…。
この宮内駅のすぐ近くに、長岡ラーメンで有名な青島食堂があります。
今回はこれが目当てです。
長岡ラーメンは、生姜が効いた醤油スープが特徴のご当地ラーメンです。
こちらのラーメンも生姜がガッツリ効いていて、チャーシューも味が染みていてとても美味しかったです。
ここ宮内でもう一つ、酒造の吉乃川が運営する「吉乃川酒ミュージアム醸蔵」を訪れました。
ここでは日本酒の製造過程の展示があったり、お土産として吉乃川の様々な日本酒が買えたりします。
さらには店内で日本酒を飲むこともできます。
日本酒が好きな方ならきっと楽しめると思います。
駐車場もあるので車で訪れることもできますが、飲酒運転は厳禁ですよ。
帰宅
これで今回の行程は全て終了し、あとはひたすら上越線と高崎線を乗り継いで自宅に戻りました。
帰りは高崎線のグリーン車を確保し、群馬のご当地弁当として有名「上州御用鳥めし弁当」をいただきました。
甘辛い醤油ダレがちょうどよく、まさにシンプルイズベストといったお弁当でした。
このように、週末パスを使えば1泊2日でも充実した鉄道旅行をすることができます。
皆さんも一度試してみてはいかがでしょうか。
以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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