ゴテゴテに音を重ねたロックやEDMなどは当然カッコいいですし、聴いていてテンションが上がります。
ですが、たまにはボーカルとアコギ1本のみで構成されたシンプルな曲を聴きたくなる時があったりするものです。
そういう曲って、シンプルだからこその力強さがあったり、歌い手の息遣いなども感じられたりして、引き込まれてしまうことも多いんです。
今回はそんな、アコギ1本のみで勝負している曲を、女性ボーカルに絞って3曲(+番外編2曲)紹介したいと思います。
(実は僕自身このジャンルの曲をあまり積極的に聴くわけではないので、疎い部分もありますがご了承ください。)
阿部真央「デッドライン」
アコギ1本とボーカルだけでここまでカッコいい曲になるのか…と思わされた曲です。
音数は少ないはずなのに、それを感じさせないくらいに音の圧がすごいんです。
魂で歌い上げるような阿部真央のボーカルも痺れます。
魂を込めすぎて音を外しているのも個人的にポイント高いです。
ちなみに、阿部真央のアコギ1本曲ならこっちの「ストーカーの唄〜3丁目、貴方の家〜」もおすすめです。
歌詞が天才的です。
片平里菜「最高の仕打ち」
この曲も魂で歌い上げているタイプの曲です。
ボーカルの息遣いやギターの弦の震えがはっきりわかるくらいに聞こえてきて、ものすごいライブ感のある曲になっています。
音割れるんじゃないかってくらいに歌声がビンビンに響いてきて、魂が震えるような感覚がします。
ちなみにこの曲はバンドアレンジされたバージョンが後にリリースされていますが、個人的には今回紹介しているアコギ1本のバージョンの方が好きです。
(バンドアレンジの方は何となく小綺麗にまとまりすぎている気がするんですよね…)
あいみょん「猫」
これはあいみょんが作詞作曲してDISH//に提供した曲で、それをセルフカバーしたライブ音源になります。
原曲は男性ボーカルでバンドサウンドがガッツリ乗ったアレンジですが、女性ボーカルでアコギ1本という真逆のアレンジも、また違った表情を見られる気がして新鮮です。
作った本人が歌うからこその説得力というか、曲の主人公の心情がより伝わってくるような気がします。
この曲がDISH//の曲としてリリースされたのは2017年なので、3年後にここまでバズるとは誰が想像したでしょうか…
番外編1:YUI「TOKYO」
この曲はアコギ以外の楽器も少々入ってしまっていますが、大部分はアコギ1本で構成されていますし、何より僕が大好きな曲なので、番外編として紹介させてください。
僕自身別に田舎の方から上京してきたというわけではないのですが、この曲を聴くとその情景が浮かんでくる気がするんです。
曲の構成がシンプルだから、情景を想像する余地が生まれるのかも知れません。
この曲を聴きながら電車に乗ると、別に地元を離れるわけでもないのに泣きそうになるんですよね。
個人的に「上京ソングと言えば?」と聞かれたら、最初に挙げるであろう曲です。
番外編2:Little Glee Monster「好きだ。(MV)」
そもそもこの曲はこの記事の主旨にそぐわない気がしますが、本当にあくまでもおまけとして紹介させていただければなと思います。
MVだけの特別アレンジとして、曲の2番部分がアコギ1本とボーカルのみの構成になっています。
MV全編を通して長回しの1発撮りで、かつ2番以降は生歌生楽器で作られています。
こういう作り方をしているMVも珍しいし、それが成り立つのも本人達のスキルの高さ故だと思うので、ぜひ一度ご覧になってみてください。
まとめ
アコギ1本のみの伴奏で歌うということは、使う楽器を最小限にしている、つまり誤魔化しが効かないということです。
にもかかわらずこれだけ気持ちを奮い立たせられるような曲になるのは、単に歌が上手いからというだけでなく、歌に込められた気持ちだったり魂だったりをダイレクトに感じられるからなのかも知れません。
今回紹介した方々の他の曲もぜひ聴いてみてください。
また違った魅力があるはずです。
この記事が新しい音楽を発見するきっかけになれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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