曲には時々実在の地名が入ることがあります。
特に、東京・大阪・横浜などは、よく歌詞の中に入る地名です。
実在の地名を歌詞に入れることによって、情景を想像しやすくなったり、親近感を得やすくなったりするかと思います。
何より歌手本人の見たものや抱いた想いだったりが、ストレートに伝わってくる表現手法だと思います。
しかし中には、知っている人があまりいないであろうマイナーな地名が歌詞に入っている曲もあったりします。
今回はそんな曲を5つ紹介したいと思います。
(駅の画像は全てwikipedia出典です。)
あいみょん「ハルノヒ」(北千住)
まずはこちらの楽曲です。
ここ最近の曲の中では一番有名な、マイナー地名が出てくる曲ではないでしょうか。
この曲のAメロの一言目にいきなり、「北千住」という地名が出てきます。
Miyusuke – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる
「北千住駅」は、東京都足立区にある駅です。
JR常磐線、東京メトロ日比谷線・千代田線、東武スカイツリーライン、つくばエクスプレスといった数多くの路線が乗り入れる一大ターミナルです。
関東地方(の特に東半分)に住んでいる方なら知名度の高い駅かとは思いますが、それ以外の方からすれば少々マイナーな地名かな、とは思います。
(ましてや歌詞にのせるような地名ではまずないですね…)
あいみょんの歌に乗せると何やら北千住が素敵な場所に錯覚して感じられてきますね。
阿部真央「麹町」(麹町)
続いてはこちらの楽曲です。
この曲のタイトルにもなっている地名が「麹町」です。
Kansai-good – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる
「麹町」は、東京都千代田区にある地名です。
「麹町駅」には、東京メトロ有楽町線が通っています。
東京都心の狭いエリアを指す地名で、鉄道駅としても決して大きくはないため、マイナーな地名にあたるのではないかと思います。
この曲を聴いて思ったのは、「麹町」ってこんなに語感のいい言葉だったのかってことです。
曲の内容についてここでは詳しく書きませんが、オチまでしっかり付いているところがまた素晴らしいです。
つくづく阿部真央って天才だと思わされる曲の一つです。
バックドロップシンデレラ「市長復活〜さいたま市ヨリ与野市ヲ解放セヨ〜」(与野)
続いてはこちらの楽曲です。
この曲に出てくるマイナー地名が「与野」です。
掬茶 – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる
「与野」は、埼玉県さいたま市中央区にある地名です。
合併してさいたま市になる前は「与野市」という自治体がありました。
この曲はそんな与野市がさいたま市中央区となって、地名が消えてしまったことを憂う(?)内容となっています。
埼玉県出身の僕からするとニヤニヤが止まらない曲です。
ヤバイTシャツ屋さん「喜志駅周辺なんもない」(喜志)
続いてはこちらの楽曲です。
身も蓋もないタイトルですが、この曲で歌われている地名が「喜志」です。
W236 – ja:File:Kintetsu Kishi St.jpg, GFDL, リンクによる
「喜志」は、大阪府富田林市にある地名です。
そして「喜志駅」は近鉄長野線が通る駅になります。
バンドメンバーが通っていた、大阪芸術大学の最寄り駅になります。
大阪都心からそれなりに離れている場所なので、なんもないのも仕方ないかも知れません。
生まれも育ちも関東地方の僕には正直言って全くピンと来ない場所ですが、ここまでなんもないと言われると逆に行ってみたくなります。
藍坊主「ホタル」(螢田)
最後はこちらの楽曲です。
この曲の中に「螢田駅」という駅が出てきます。
Kouchiumi at the Japanese language Wikipedia, CC 表示-継承 3.0, リンクによる
この「螢田駅」は神奈川県小田原市にある、小田急小田原線の駅になります。
綺麗な名前なので架空の駅名なのかと一瞬思いますが、実在する駅です。
メンバーが小田原出身だからこそ出来た曲ですね。
関東地方在住の僕でも流石にこの螢田という地名は知りませんでした…。
まとめ
今回はマイナーな地名が歌詞に入っている曲を紹介させていただきました。
ちょっとした雑学的な感じで楽しんでもらえたなら幸いです。
今回紹介した曲は、マイナーな地名が入っているということ以前に、楽曲としてもいいものばかりですので、是非一度聴いてみてください。
また、「他にもこんな地名の入った曲があるよ」というものがあったら是非教えてください。
今回見落としてしまったものもあるかも知れないですし、単純に僕も知りたいです。
以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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