みなさんは「鳥取砂丘」に行ったことがあるでしょうか。
鳥取砂丘は、鳥取県鳥取市に所在しています。
日本で「砂丘」と言えば、真っ先にここを思い浮かべる方が多いと思います。
実はこの鳥取砂丘、調べれば調べるほど奥深く面白い場所なんです。
今回はそんな鳥取砂丘の、知ってるようで意外と知られていない話をしていこうかと思います。
(写真は全て僕が2016年12月30日に訪れた際に撮影したものです。)
鳥取砂丘の成り立ち
鳥取砂丘がどんな風にして今のような広大な砂地になったのか、不思議に思ったことはないでしょうか。
砂漠のような場所だと想像していると、鳥取は砂漠地帯ほど気温が上がるわけでもないし、普通に雨も降るため水分が枯渇するような場所でもありません。
ざっくり言うと、鳥取砂丘というのは巨大な砂浜です。
川によって運ばれてきた砂が海まで流れてきて、波によって海岸に打ち上げられ、さらに海からの風によって内陸の方まで巻き上げられることによって出来上がったものです。
現在の姿になるまでに、途方もなく長い歳月がかかっています。
地球の神秘を感じます。
実は日本一の砂丘ではない?
砂丘と言えば鳥取砂丘を思い浮かべる方がほとんどかと思います。
ですが、実は鳥取砂丘よりも広い砂丘が日本に存在するのはご存知でしょうか。
その砂丘が、青森県東通村にある「猿ヶ森砂丘」です。
ではなぜこの砂丘があまり知られていないかと言うと、そのほとんどが防衛省の試験場の敷地となっていて、一般人が立ち入れる場所はほとんどないからです。
なので、一般人が立ち入れる砂丘では日本一の面積となる鳥取砂丘が観光地化されて、有名になったということです。
他にもある日本の砂丘
実は日本国内にはそれ以外にも砂丘が何ヶ所か存在します。
石川県内灘町にある内灘砂丘は、鳥取砂丘に次ぐ日本で3番目に広い砂丘です。
他にも、静岡県浜松市にある中田島砂丘、同じく静岡県の御前崎市にある浜岡砂丘、鹿児島県いちき串木野市などに広がる吹上浜、などといった砂丘があります。
これらの砂丘も鳥取砂丘に負けず劣らず見応えがあるので、僕も一度行ってみたいと思います。
気を付けたい鳥取砂丘での禁止行為
鳥取砂丘は山陰海岸国立公園の一部であり、世界ジオパークにも認定されている場所です。
ですので、そんな鳥取砂丘を守るため、条例などによって定められている禁止行為があります。
代表的なものは、地面への落書き禁止です。
これだけ一面に砂地が広がっていると、地面に何かしら書いてみたくなったりする気持ちも分かりますが、景観を損ねないように、このような条例が制定されています。
他にも以下のようなことが禁止されています。
基本的には常識の範囲内かと思いますが、砂の持ち帰りなどはついやってしまいそうですよね…
これも鳥取砂丘の美しい景観を守るためですので、しっかり従いましょう。
砂の美術館について
鳥取砂丘のほど近くに、砂で作られた彫刻作品を展示している、その名も「砂の美術館」があります。
世界各国からプロの砂像アーティストを招き、彼らによって制作された作品を展示しています。
何と言っても展示作品の規模が大きく、それでいて彫刻も繊細で、見れば圧倒されて魅了されると思います。
また、この美術館の展示内容は毎年変わります。
なので、毎年行っても飽きることはありません。
展示が終われば作品もただの砂に戻ってしまいます。
その儚さも魅力の一つかも知れません。
鳥取砂丘で楽しめるアクティビティ
鳥取砂丘では様々なアクティビティが楽しめます。
中でも鳥取砂丘ならではのアクティビティと言えば「らくだ乗り体験」でしょう。
実際にらくだに乗って鳥取砂丘を歩き回ることができます。
他にも、砂丘の斜面を滑り降りるサンドボードや、パラグライダーなどをはじめ様々なアクティビティが楽しめます。
鳥取砂丘への行き方
所在地:〒689-0105 鳥取県鳥取市福部町湯山2164-971
鳥取自動車道「鳥取IC」より車で20分
またはJR鳥取駅よりバス(「岩美・岩井線」または「砂丘線」)で約20分「砂丘会館」または「砂丘東口」下車
まとめ
今回は鳥取砂丘について紹介させていただきました。
どこまでも広がる雄大な砂地は一見の価値ありです。
景色を楽しむも良し、様々なアクティビティを楽しむも良しと、様々な過ごし方が可能です。
ぜひ一度行ってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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